2015年1月17日土曜日

2015年の転職市場

 
 2014年の転職市場は、景気回復ムードの中、10年ぶりの盛り上がりでした。転職を考えている人にとって、2015年は、昨年に続いてチャンスと言えます。

 まず、今年の求人市場の予測です。この10年間、採用を控えていた企業が2014年になって、採用に積極的になりました。ところが、採用活動に着手したものの、企業の求める条件にマッチする人材が見けるのは困難。年内に人手不足を解消しきれなかった企業が多かったようです。そのため引き続き求人件数は伸びると思われます。とはいえ、昨年にすでに需要が食い尽くされたところもあり、傾向としては、昨年ほどの急激な上昇ではなく、ゆるやかな増加となるでしょう。

 リクルートワークス研究所が民間企業に対して行った調査でも、2015年の中途採用見通しは「増える」が13.0%、「減る」が4.0%となっており、「増える」が上回っています。従業員5000人以上企業、中でも飲食サービス業や建設業など人手不足が顕著な業種では、「増える」が大きく上回っています。

 政策についても、昨年の衆院選の結果により安倍政権の地盤がさらに固まったことから、 ホワイトカラーエグゼンプションや女性活躍推進、地方創生といった 雇用に関連する政策がいっそう推進されていくことが予想されます。

 では、来年以降はどうなるのでしょうか。上記のとおり、2015年は求人件数の増加が見込まれるものの、その後はどうなるかは予測が付きません。

 したがって、動き方としては、派遣社員から契約社員、契約社員から正社員を目指すのであれば、2015年前半には動くべきでしょう。特に女性のアシスタント職は4月入社の求人が増えます。そこを目指すなら、1~2月には転職に向けて活動したいところです。

 分野としては、求人件数が多いのは、IT・インターネット業界や外食サービス、建築・不動産業界です。

 特に人手不足が深刻なゲームやアプリ開発会社ではSE、プログラマーの経験がなくても、インターネットへの関心が高ければ採用の可能性はあります。

 ただし、どんなに活気がある業界でも、未経験で採用される事例が多いのは20代半ばが目安です。キャリアチェンジを目指すなら、まずは派遣社員として希望の業界に入り、スキルを積んだ後に紹介予定派遣や正社員、あるいは他の会社の転職を目指すことも考えられます。

 女性の働きやすさという観点から考えると、就職・転職の仲介を行う「人材サービス業」も狙い目業種。

 採用人数が多く、未経験にも門戸が開かれています。

 転職に際して強みとなる資格は、まずはなんといっても、英語力。

 英語力がある人材は業界や外資、日系企業を問わず評価されます。大手の日系企業では英語を話せる人材が意外と少ないので武器になりやすい。長く働きたい人は身に付けておいて損はありません。アピールポイントとして考えると、目安としてTOEIC750点以上は欲しいところです。また、対人スキルの高い人はどの業種でも強みになります。

 追い風が吹いているうちに自分のキャリアを見直してみてはいかがでしょうか。